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2026.08.10

卒FITにそなえて

最近、このようなご相談が増えています。

「あと2年で売電期間が終わるんだけど、その後はどうしたらいい?」

巷ではさまざまな噂や情報が飛び交っていますが、結論からお伝えすると「答えはご家庭の生活環境によって変わる」となります。

「なんだそれ…」と思われるかもしれませんが、もちろん突き放すわけではありませんのでご安心ください!

最も合理的でおすすめなアプローチは、「残りの2年間はFIT売電をそのまま続け、その間に卒FIT後の『自家消費率』を高める準備をする」という考え方です。

過去のデータだけで判断するのではなく、昨今の急激な電気代高騰や物価高がご自身の家計にどう影響を与えるのかを、この2年間でしっかり見極めていきましょう。

卒FIT後の現実と、今やるべきこと
住宅用太陽光発電のFIT(固定価格買取制度)期間は10年間です。期間終了後も売電自体は可能ですが、買取価格は一気に下がります(※経済産業省の想定や新電力の買取価格でも10円/kWh前後が目安となります)。

そのため、卒FIT後に「蓄電池を導入すべきかどうか」は特に慎重な検討が必要です。

まずは今の売電単価が維持されている2年間を活用し、ご家庭の電力使用状況(エコキュート、HEMS、EV、蓄電池などの導入要否)を確認していきましょう。

卒FITに向けた「3ステップ」の考え方
卒FIT対策は、以下のステップで段階的に進めるのがおすすめです。

【Step 1】残りの2年間はFIT売電を継続する
現在の売電単価が電気代と比較して十分に高い場合は、無理に今すぐ環境を変えず売電を継続します。その間に電気の使用傾向を把握しておきましょう。

【Step 2】卒FIT後は「昼間の自家消費」を高める工夫をする
卒FIT後は「発電した電気をいかに自宅で使うか(直接自家消費+余剰分売電)」が基本になります。生活スタイルに合わせて、以下の工夫ができないか検討してみましょう。

エコキュートの湧き上げ時間を昼間に変更する

洗濯・乾燥機を昼間に動かす

食洗機を昼間に使う

IH調理を太陽光の発電中に行う

電気自動車(EV)がある場合は昼間に充電する

(※ご家族の生活サイクルを大きく変える必要がある場合は無理のない範囲で検討します)

【Step 3】それでも余る電気が多ければ「蓄電池」を検討する
Step 2を実践してもなお余剰電力が多く発生する場合に、初めて蓄電池の導入を検討します。

わが家に蓄電池は必要?パターン別診断
具体的に蓄電池が必要かどうかは、発電量と昼間の電気使用量のバランスで決まります。

蓄電池の効果が大きいご家庭

システム容量:太陽光 4〜5kW程度(年間発電量 約5,000kWh)

特徴:昼間の電力使用量が少なく、卒FIT後にかなりの余剰電力が発生する。

対策: 余った電気を貯めて夜間に使えるため、蓄電池の導入効果が高くなります。

高額な蓄電池を購入する必要性が低いご家庭

特徴:昼間も在宅している/オール電化・エコキュート・EVなどを活用し、昼間の消費量が大きい。

対策: 蓄電池がなくても自家消費率を十分に高められるため、高額な設備投資を抑えることができます。

まずは焦らず、残りのFIT期間を使って「我が家の電気の使い方の癖」をチェックすることから始めてみてくださいね!

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