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2025.11.06

エコリノベで未来を変える!秋から始める持続可能な暮らしの事例を紹介

エコリノベで未来を変える!秋から始める持続可能な暮らしの事例を紹介

リフォーム・リノベーションにはさまざまな選択肢があります。「古くなった内装や設備を入れ替える」「間取りを一新する」といった方法に加え、近年では「環境にやさしいエコな住宅にアップグレードする」といったアプローチも人気です。

エコな住宅へのリノベーション、「エコリノベ」は地球環境にやさしいだけでなく、家計や健康にもさまざまなメリットをもたらします。今回は秋から始める持続可能な暮らしとして、エコリノベを行うメリットや、実際に活用できる補助金制度、リノベーションの実例をまとめてご紹介します。

 

エコリノベとは?

エコリノベとは?エコリノベとは、「エコリノベーション」の略語であり、環境への負荷が少ない(ecology)資源やエネルギーを大切に使う(economy)住宅へのリノベーションを指します。

具体的なアプローチとしては、高気密・高断熱化による「省エネ」改修や、太陽光パネルなどの再生可能エネルギーを活用した「創エネ」の導入が挙げられます。

また、自然素材を活用し、環境だけでなく身体にもやさしい住環境を実現するというのもエコリノベの一種です。

 

エコリノベを行うメリット

エコリノベを行うメリットエコリノベを行うことで、具体的にどのようなメリットが得られるのでしょうか。ここでは、5つのポイントに分けてご紹介します。

 

光熱費の節約につながる

エコリノベのメリットとして挙げられるのは、気密性や断熱性の向上により、冷暖房の効率が高まることです。高気密・高断熱住宅は外気の影響を受けにくいため、夏は涼しく冬は暖かい、安定した住環境を実現できます。

通常の住宅と比較してガスや電気の消費量が少なくなるため、エコロジー(環境)だけではなく、エコノミー(経済)の観点からもメリットがあるのが特徴です。また、リノベーションに併せて太陽光パネルなどの設備を導入すれば、自家発電によりさらに電気代を抑えることができます。

 

環境負荷を軽減できる

エコリノベによって省エネ性能が向上すれば、環境に与える負荷も軽減されます。また、工事に際してリサイクル可能なものや自然素材の建材を活用すれば、施工時点での環境負荷も抑制できるでしょう。

近年では、住宅に住んでいる間のエネルギー消費だけでなく、建設時・廃棄時におけるCO2排出量にも目を向けた「LCCM」の普及が進められています。LCCMとは「ライフ・サイクル・カーボン・マイナス」住宅の略語であり、誕生から廃棄までの一生を通じて、CO2の収支をマイナスにする住宅のことです。

施工時・廃棄時の環境負荷にも目を向けたエコリノベは、時代に合ったスマートな選択肢といえるでしょう。

(参考:国土交通省「ZEH・LCCM住宅の推進に向けた取組」)

 

快適な住環境を実現できる

エコリノベによって住宅が高気密・高断熱化すれば、冷暖房効率が高まるだけでなく、身体への負担も和らぎます。室内の温度差が縮まるため、熱中症やヒートショック(温度変化で血圧が急激に上下し心臓や血管の疾患が起こること)といった命にかかわる健康被害の予防につながるのです。

また、自然素材を活用するエコリノベには、建材に使用する化学物質が原因で引き起こされる「シックハウス症候群」のリスクを避けられるメリットもあります。

 

住宅の資産価値が高まる

近年では、省エネ性に優れた中古住宅の市場価値が急速に高まっています。2025年4月に施行された改正建築物省エネ法 により、すべての新築住宅で「省エネ基準」への適合が義務化されたことで、中古住宅においても同様の基準を求めるケースが増えました。

省エネ基準に適合するレベルであるかどうかは、売却の難易度を大きく左右するポイントになっていくと考えられているため、エコリノベは資産価値を高める重要なプロセスの一つとなるでしょう。

(参考:国土交通省「令和4年度改正建築物省エネ法の概要」)

 

補助金や優遇措置を利用できる

現代の国際的な主要課題の一つとして、2050年までに温室効果ガスをゼロにする「カーボンニュートラル(脱炭素)」が挙げられます。日本においても住宅分野での取り組みが進んでおり、特に省エネに関するサポート制度が拡充されているのが現状です。

エコリノベを行ううえでも、国や自治体による補助金や優遇措置を活用できるため、費用を抑えながら住宅性能を高めることが可能です。

 

エコリノベに活用できる補助金制度

エコリノベに活用できる補助金制度エコリノベに活用できる補助金にはさまざまなものがあります。ここでは、国が取り扱う代表的な補助金制度を2つピックアップしてご紹介します。

 

住宅省エネ2025キャンペーン

「住宅省エネ2025キャンペーン」とは、住宅の省エネ化を目的として、国土交通省・経済産業省・環境省が連携して展開している4つの補助事業です。一戸建てのエコリノベには「子育てグリーン住宅支援事業」「先進的窓リノベ事業」「給湯省エネ2025事業」の3つの制度を活用できます。

「子育てグリーン住宅支援事業」は、断熱化を目的としたドアの交換や内窓の設置工事に、「最大で一戸当たり60万円」が支給される制度です。また、「先進的窓リノベ事業」では、断熱性の向上を目的とした窓のリノベーションを行う際に、「一戸当たり5万円から最大で200万円(補助率50% )」が支給されます。

「給湯省エネ2025事業」は、省エネ性に優れた指定の給湯器を設置すると、最大で20万円の補助金が支給される制度です。

※住宅省エネ2025キャンペーンの利用には年内完工など細かな条件や注意点が設けられているので、公式ホームページや取扱施工店の情報を確認しておくことが大切です。

(参考:国土交通省・環境省「子育てグリーン住宅支援事業」)
(参考:環境省「先進的窓リノベ2025事業」)
(参考:経済産業省「給湯省エネ2025省エネ事業」)

 

既存住宅の断熱リフォーム支援事業

「既存住宅の断熱リフォーム支援事業 」とは、断熱性向上を目的としたリフォームの費用の一部が支給される制度です。「居間だけ断熱」と「トータル断熱」の2つの区分があり、登録された製品を使って断熱リフォームを行う場合に、その費用の1/3、最大で120万円が一戸当たりに支給されます。

「居間だけ断熱」は、日常生活の中心である居間の窓をメインに行う部分的な改修です。比較的コストを抑えられる点や工期が短いこともメリットだといえます。

「トータル断熱」は、室内だけではなく、外壁や屋根も含めて行うリフォームです。「居間だけ断熱」と比べてコストはかかるものの、改修部分が多いため、省エネ効果が大きくなります。

 

アップルホームで秋から始めるエコリノベ

アップルホームで秋から始めるエコリノベアップルホームでは、快適さと安全性の両面を重視した、多様なエコリノベプランを提案しています。ここでは、代表的なエコリノベの事例をご紹介します。

 

パターン1:自然素材を取り入れた「無垢リノベ」

アップルホームの「無垢リノベ」とは、無垢材をはじめとした自然素材を活用したリノベーションパッケージです。無垢材とは木材をそのまま使用した資材であり、次のようなメリットがあります。

無垢材のメリット

・木の温かみや質感を楽しめる
・天然の調湿作用がある
・身体にやさしい
・経年変化を楽しめる

一般的には「無垢材は新築時でなければ取り入れられない」と考えられがちですが、無垢リノベなら一戸建てでもマンションでも、また住まいの一部のみでも無垢材を柔軟に導入できます。また、無垢リノベで活用されるもう一つの自然素材が、「珪藻土(けいそうど)」です。

珪藻土とは珪藻(植物性プランクトン)が海底や湖底で積み重なって固まった土のことであり、建材として次のようなメリットを持ちます。

珪藻土のメリット

・断熱性・耐火性に優れる
・有害物質を吸着する
・消臭効果がある
・調湿性に優れる

珪藻土は、七輪や耐熱レンガにも使用されるほど耐火性が高く、屋外の気温の影響を受けにくい点が特徴です。有害物質や料理などのにおいを吸収するだけではなく、無垢材と同様の調湿作用もあるため、快適な住まいづくりにつながります。

 

パターン2:住宅性能のアップグレード

エコリノベの目的の一つは、快適に長く住み続けられる住環境を実現するという点にあります。せっかく費用をかけてリノベーションを行うのであれば、快適性だけでなく、安全性や耐久性といった住宅性能を高めることも重要といえるでしょう。

そのため、アップルホームでは、一戸建てのリノベーションを行う際に、必ず耐震性や断熱性の向上を提案しています。必要に応じてインスペクションを行い、耐震性能に問題がないかを専門的に診断するなど、安全性能には特に力を入れているのが特徴です。

また、断熱については窓や玄関といった開口部だけではなく、原則として外気に触れる廊下や壁面、天井裏なども施工対象とします。そのほかに、防音やシロアリ対策、バリアフリー化などにも目を向け、総合的な住環境のレベルアップをご提案しています。

 

【まとめ】エコリノベの事例から自分に合った計画を立ててみよう

【まとめ】エコリノベの事例から自分に合った計画を立ててみよう住宅の省エネ性を高めるエコリノベは、環境にもお財布にもやさしい選択肢として注目を集めています。省エネ性が向上すれば資産価値も高まるため、自宅の改修を考え始めたときには、エコリノベを視野に入れて計画を立ててみるとよいでしょう。

アップルホームは、補助金を活用したリフォーム・リノベーションにも対応しています。狭山市・入間市・所沢市・川越市といった西埼玉エリアを中心とした地域密着型の建築会社ですので、施工後のアフターフォローも充実しています。

該当地域でリフォームやリノベーションをお考えの方は、ぜひお気軽に当社までご相談ください。

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